[Alexandros] ▷ Premium V.I.P. Party

2015.07.18
[Alexandros] Premium V.I.P. Party
at 武道館

ボロボロの体を引きずりながらの参戦。
がっつりファンではないので、予備知識は薄め。

グッズは、ALXD TシャツとV.I.P.タオルと缶バッチ購入。

席は2階J列のステージまん前。遠目。
CD先行でこの席だから、もうほんとにいろいろ関係ないんだなって思った。


今回のライブ、印象的だったのは、映像と照明。

まず、映像。
セトリが1stアルバムから順番にってことで後ろの映像もそれに沿ってジャケットが映し出されてた。それが何分割にもなったり、アップになったり動き出したり。よぺがブログでよく映画の感想とか書いてるの思い出して、そういうのの好きな世界観詰め込んできたのかなって感じがした。(恐竜のとことか)
で、映像でなにが印象的だったかって、本人たちが全然映し出されないってところ。flumpoolとジャニーズにどっぷりはまり、飼いならされた私は、画面に本人たちが映らないのが新鮮で新鮮で。でもそれがとても彼ららしいなとも思ったり。服装にも髪型にもこだわりを持ってるんだけど、それでもそれよりも音を聞いてほしいってそんな感じがした。
そんで、ずっと映像なわけじゃなくて、後半に行くにつれて本人たちも映りだすんだけど、それが縦に4分割されたスクリーンに1人1人が映るの。それがもうとってもかっこよくて。だれもカメラのことは意識してなくて、ただひたすら演奏してる、その映像は引き込まれるものがあった。(意識はしてたのかもしれないけど!笑)
それから、本人たち映らないなーってことで気づいてなかったけど、客席も全然映らない。なのに、最後の最後で本人たちの映像と客席の映像を映し出すから、一気に一体感が出た感じがした。どの曲から客席が映り出したかは覚えてないんだけど、明るい曲で、客席が映ることで楽しさが増すようなそんな空気を感じた。

そして、照明。
ビームがすごかったー!青とか緑とか。ビーム以外の照明も赤とか青とか印象の強い色をバンバン打ち込んできてたイメージ。力強さみたいなの感じた。そんな中で白っていうの?普通の色のない照明が強く発光してきたりするからステージから目が離せないの。
そんで照明で、うわー!って思ったのは、レスポンスを煽る時は客席が明るくなること。ずっとステージから力強い色たちが放たれてたのに、お前らの力も見せてくれ!!!ってとこでは、客席も明るくなるの。ずっと客席は暗くてステージに釘付けだったのに、ぱって自分のとこも明るくなるから、ここの一員だ!って思った。その巻き込んでいくような演出に感動した。



映像と照明が本当に印象的だったんだけど、それ以外のこともいくつか。



まずセトリ。
ほんとに予備知識薄めだった私は、ALXDから何曲もやるんだろうなって思ってたの。でも、1stアルバムから順番にって言うからすごいわくわくした。アルバムとか一気に入れたし、シャッフルで聴いたりするから、順番にわくわくしたってより、前からのファンの人も最近ファンになった人も一緒くたに連れてってやるー!!!って言う勢いにわくわくした。それから、セトリとかって盛り上がりとかしっとりとかをすごい計算して組んでるイメージだったから、アルバム順で組んだりもするんだって思った。その上で計算されてるからたまらん。

それから、個人的な話をすると、ドラキュラとLeaving Grapefruitrsは聞きたいって思ってたし、聞きたいって言ってたの。でも、聞けないままアンコール。もう楽しいし聞けなくてもいいや!って気持ちと、やっぱり聞けたらもっと最高って気持ちがぐちゃぐちゃになりながら、Dog3を聞いてた。で、Dog3終わって『アンコールありがとう、今言うなよって感じだけど』って言って、『今日はずっと過去を追うようなセトリだったけど、ツアーも決まったし、未来の曲もやりたいと思います。そのツアーでは絶対やる曲、一足先にお見せします。これも投票で上位だった、発売前なのに。あと、ライターさんになぜか人気。ライブ初披露!失恋ソングです』もうここで歓喜。そう、私が聞きたかったのこれ!!!って。それで、『Leaving Grapefruitrs』ってぼそぼそっと言って、あのかわいいイントロ。この曲は曲調のかわいさが好き。
それで、歓喜してたら、『次はラブソングです!』って言ってドラキュラ。ドラキュラもドラキュラってわかるようななにかを言ってくれてたんだけど、忘れた!でも、ラブソングですって言われて、ドラキュラってわかって、歓喜して、ぎゃー!!!って言ったのは覚えてる。聞きたかった曲が最後の最後で2曲来てなんかもう本当に完全燃焼。
ダブルアンコでは、『欲しがるなー!!!』って言いながら出てきて、『2曲あります!爽やかな曲がいい人!!!』って聞いてきたんだけど、もう一曲なに!って感じだったから黙ってたら、『猫の曲がいい人!!』って聞いてきて、なんかもうはい!って言わざるおえない!!!笑
でも、楽しかったー!!!爽やかな曲なんだったのかな。Coming Summerとかだったら少し聞きたかった気もする。最後にしてはしんみりしすぎちゃうか。笑


MC。
MCはそんなに長くないしメインではないけど、MC大好き厨なので、メモ程度に。やっぱりMCってグループの雰囲気とメンバー同士の雰囲気が1番わかりやすくでるとこだと思うから好き!
アレキは、全然内容仕込んでないのかなって感じた。でも、それもまた彼ららしい。

投票でダントツだったっていうB面を、2曲続けてやるって言った時に、『これ、曲名言ってからやった方がかっこいいのか、言わずにやった方がかっこいいのか未だに悩んでます』って言った空気任せなところすごい好き。曲はもう自信あるし絶対盛り上がるけど、どう魅せたらもっと沸き起こるの?って言われてる気分。全てに自信はあるけど、もっともっとみたいな。

それから、何回かあったMCの中で、じんと来て、私の今好きな人たちにもこう歩んで欲しいんだけどな、って思ったMCをうろ覚えながらに。☟
『ほんとに昔から応援してくれてる、それこそ路上の時からのファンの人たちもいると思う。だけど、段々大きいとこでもやるようになって、なんか違うなって離れて行っちゃった人たちもいる。でも、俺らは下北沢とかのシャワーとかトイレとか設備が整っていないところでやってた時となにも変わっていない。それはこれからも変わらない。だから、下北沢のシェルターでやって東京ドームでもやるみたいなバンドになりたい。』
って。
今回席が遠かったから、よりじんと来たんだと思う。もう照明の当たり方によってはどこにいるのかすらわからないくらいには遠かったんだけど、それでも楽しかった。見えてなんぼの世界に足を踏み入れた私は、この遠さに来た意味はあるのかとさえ思ってしまうくらいだったけど、そんなの本当に関係なく楽しくて。それは彼らの根底が大きさではないから。音楽を楽しんで、楽しもう!!って叫んでいるから。
根底さえ変わらなければ、どういう形になっても新しい楽しさって生まれてくると思う。だから、東京ドームだったら彼らはどうなるのかなってちょっとぞくぞくした。ちょっと見てみたい、でもやっぱり汗くさい狭い箱の彼らも好き。振り幅大きいって爆発的な魅力だと思う。
そんで、『1度しか言わないけど、いつもありがとう』って言って、『いつも言えよってことだけど、俺らはロックンローラーなので』って少し照れながら、かっこつけて話してたのも、彼らのロックンローラーとしての強がりという根本だと思う。強がりの中に見え隠れする本音と感謝はファンを強く惹きつける気がする。


まとめ。
もうほんとに楽しかった。K-POPが好きな友だちが、バンドのライブに行って、「すごい楽しかったけど、やっぱり私はアイドルのノリが好き」って言ってて、それに当てはめたら、私はバンドのノリが好きだなって痛感したライブでした。両手あげて、揺れて、飛んで、自由!みんなが好きなように全身で音を感じて踊ってるあの空間が好き。でも、アイドルにはアイドルの手放せない美しさもあります。
それから、低音の響きがたまらなかった。音で全身が震えるってライブならでは。

体ボロボロで本当に行くまで吐きそうだったんだけど、それを一掃してくれる爆発具合、かっこよさでした。はける時に名残もなく、手を振りながら去っていく彼らは人を惹きつける最強で最高のロックンローラーです。